DIY で流木を加工して帽子掛けを作ってみたら意外と良い出来だった材料費ゼロ円。
皆さん帽子をお持ちだと思いますが、保管場所ってどうしてますか?
私もいくつか帽子を持っているのですがなかなか良い感じに飾ることが出来ません。
帽子はちゃんとかけておかないと形崩れするらしいので扱いが難しいです。
それは置いておいて子供たちが学校に通うときに被っていく帽子が家に9個あります。
それらを置いている場所がなぜか、お風呂テレビのチューナーの上なのです。
そこに帽子を置くことにそんなに抵抗も疑問も無かったんですが、9個も無造作に積み上がっていく様子は「さすがに目に付く」ようになってきてそこが悩みどころでした。
今回はこの帽子用の「帽子掛け」を作るお話になります。
ちなみに材料ですが、海で拾ってきた流木と家にあった端材です。
材料は買ってきておらず材料費ゼロ円です。
※帽子を掛ける為の突起物にダボを転用したため、厳密には数十円の材料費がかかっています。
材料を並べてみた
拾ってきた流木と、家にある端材を並べてみます。
流木ですが、車で30分ほどで行ける福岡の志賀島の砂浜で拾ってきました。志賀島は歴史の教科書に出てくるあの「金印」が発見された島です。
これらをうまいこと組み合わせて「帽子掛け」を作らなければいけません。
ポイントはやはり設計図だと思います。
設計図を描いてみる
どうしても 木材をわざわざナフコに買いに行くのが面倒だったので、今現在、家にある端材を組み合わせて土台部分を設計します。
端材の量が中途半端なので土台の正方形を作るため長考しました。
買ってくれば一瞬で解決するんですけどね。今日どこにも出掛けたくなかったんですよね。なので端材を再利用です。
テトリスのように組み合わせを考えながら、土台部分の設計図をひねり出しました。
このしょうもない設計図を書くのに1時間かかりました。Excelで清書しました(最初からエクセルで書けば良かった)。
正面からみたところの図になります。
帽子をかける突起部分はイメージです。実際の位置決め方法は後述します。
土台部分を先に作り始める
設計図さえ完成してしまえば、あとは木材をカットして接着するだけです。
マイターボックスを使うようになってから、木材を直角に切り出せるようになったので気持ち良いです。
ここで事件発生です。
木材を組み合わせていたら何故かはみ出てしまいました。意味不明です。
これは想定外な出来事です。どこで計算が狂ったのか興味はありましたが、それを突き止めたところでこの問題が消えてなくなるわけではないので考えるのはやめました。
はみ出た部分をカットしてみます。
どうやらうまい具合にはみ出た部分はカットできました。正方形に近い形になりました。
そしてようやく接着剤の出番です。 クランプで固定しました。
15分ほど放置して乾燥させます。 土台が完成しました。
めんどくさい所を片づけたので、気分的な完成度は8割を超えています。
残りの作業は流木を土台の中心に立てて固定、流木に帽子を掛けるための突起を付けるだけです。
流木の上の方と、底面をカットする
流木の先端部分と底面部分をカットします。
底面部分は素材への接地面積が最も大きくなる位置を決めてから切断します。
ある程度、底面部分の面積を多くとらないといけません。
そうしないと、土台と接着した時の接合面の接着力が減ってしまうからです。
(でも裏から木工ネジで固定するので、そんなに神経質になる必要は無いです)
この切断のせいで棒の長さが短くなってしまうのは致し方ありません。
どうでもいい話なんですが、メルカリなんかを見ると流木って結構流通しているんですね。
流木販売でお小遣い稼ぎをするのも悪くないかもしれません。 ただ流木って送料が結構かかるので、儲けはほとんど無いかもです。
流木の底面の角度を調整する
流木の底面の角度を調整します。この角度が重要で、土台に対して垂直に近い角度になるように切断しないといけません。
角度がよろしくないと土台に接合した際、流木の傾きが大きくなるので自立出来なくなります。
要はとても重要な角度なのです。
角度を決めたら、切断面に沿って鉛筆で線を引きます。
線に沿ってカットしていきます。マイターボックスの出番です。
この最初の切断面の角度はいけてなくて、まだ若干の傾きが残りました。さらに微調整します。
こういう時にマイターボックスがあるので助かりました。斜めの切断にも対応しているからです。
二回目のカットを終えてようやく垂直に近い角度で接合できそうな断面が出来ました。
だけど流木は当初の予定よりもだいぶ短くなりました。