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【DIY/フィギュア】スプラトゥーンブキコレクションを飾るアクリルの棚を自作してみたので設計図、製造工程、注意点、設計図等のまとめ

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話

アクリルでブキコレクションの棚を自作した話!

スプラトゥーンブキコレクションを飾るアクリルケースの棚をアクリル板で製作したけど失敗!原因は何だったのか考察と設計図とか施工過程とか原価とか

随分前になるのですが スプラトゥーンの食玩「ブキコレクション」を買いました。 ブキコレクションは文字通りスプラトゥーンのキャラクターでは無く、ゲーム中のプレイヤーが使用する武器のミニチュアがガム(一個)とセットになった食玩です。最初「武器コレ」と思ってましたが全部カタカナです。

 これを買ってからずっとアクリルケースの棚を作って飾りたかったのですが、その技術がない為、そのまま放置されていました。

こんなふうに放置です。↓

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話
ホコリまみれでした

 日々、ブキコレクションが埃まみれになっていく見て心が痛んだ 私はアクリルケースの棚を作ることを決意したのでした。

この記事に書いてあること

・アクリル製の棚の作成に必要な材料と道具のこと

・製作に失敗した理由の考察とかコツとか注意点

・完成した棚のレビューとか製造原価とかのお話

棚を作成するにあたり、必要なモノをここで整理しておきます。

既にご自宅にあるものと無いものがあるでしょうから、確認する際の参考にしてください。

必要な材料

  • アクリル板 
  • アクリサンデー ※アクリル用接着剤
  • アクリルカッター
  • 定規 ※アクリル板のカットの際に必要
  • 段ボール ※アクリル板をカットする際の下敷き
  • マスキングテープ ※接着時にアクリル板どうしを仮組します (セロハンテープでもOK)

 前回、アクリルケースを作ったので手順的に不明な点も無いので、追加の材料を買ってくれば良いだけでした。

接着剤も既に家にあるしアクリルカッター も家にあるのです。要は 初期投資はもう完了しているということです。

設計図を作成する

今回も手順は前回と同じく飾りたいもの「ブキコレクション」のサイズをまずは計測します。

計測することによって配置状態が決まります。そしてそれを元に部材を決定していきます。これにより出来上がりの状態が予測できます。

それぞれのブキコレクションの高さ、幅、奥行きを計測していきます。ブキコレクションは8種類あります。

エクセルで図形を追加して測定した高さと幅の図形をエクセルシート上に貼り付けていきます。

それを2次元的に並べていきます。

この作業を何のためにするかというと、ブキコレクションの配置バランスや作成する棚の全体的な大きさを把握するためです。

特に今回飾るブキコレクションの高さが結構ばらついているためにサイズが結構それぞれ異なります。

この辺のバランスを考慮しないとスカスカな棚になったり、無駄な大きさの部材を切り出して失敗したりするのでこの作業は重要です。

 だいたいこの作業は40分ぐらいかかりました。出来た配置図がこちらになります。

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話
配置図

 これらを上手に収めるために壁を配置していくのですが、それらも実際の寸法を元に部材として設定していきます。上の図で言うと薄い青で囲まれた部分が実際に必要なアクリルの部材となります。薄い青い枠はアクリル素材ですのでちゃんと本物と同じ厚さも2ミリの矩形になっています。

必要となるアクリルの部材は以下のようになりました。


(※この時点でもう間違えているのですが 皆さんおわかりでしょうか?)

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話
必要となる部材 一覧

 ポイントですがアクリル同士をどのように接合するかをこの時点で決めておかないといけないということです。

例えば左右の横板に天井部分のアクリル板を載っけて接着するのか、左右の横板で一番上の天井相当の部材を挟み込むのかをここでちゃんと決めておかないといけません。完成品の見た目が微妙にずれてしまいます。

上の配置図で言うと 横板で天井に相当する 板を挟み込んでいます。

ここが唯一のポイントとなりますね。

設計図作成時の注意点

点数部材の想定枚数と設計図を見比べて必要な点数を確認した方が良いです
接合時の噛み合わせ部材を挟み込むのか、下から支える形で接着するのかこの時点で決めておきましょう、接着時にどっちでやるべきか戸惑ってしまうのでここでどう接着するかイメージトレーニングしておいた方が良いかと思います
※個人の感想です

上でやらかしてたので改めて必要な部材一覧を以下に整理してみました。

次回作の参考にしたいと思います。

部材

正面240 x 280 x 1枚 = 672平方センチ
側板280 x 55 x 2枚 = 308平方センチ
天板、底板236 x 55 x 2枚 = 259.6平方センチ
中段棚236 x 55 x 3枚 = 389.4平方センチ
面積トータル 1629 平方センチ
スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話
こんな感じになります

アクリル板を購入

早速Amazonで購入して来ました。今回失敗したのが何も考えないで前回と同じショップで購入したところ、納品まで結構な時間がかかったことでした。

設計図を書いてから実際に作業に入るまで一週間ぐらい待ちました。

届きました荷物がこちらです。アクリル板一枚なのにまあまあ結構大き目な箱で届きます。

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話
厚さは2ミリなのにこの大きさ

当然中身はスカスカですのでめちゃくちゃ軽い箱です。次回は3枚ぐらいまとめて注文しようと思いました。

アクリル板購入時のポイント

購入品光 スミホリデー アクリル板 透明 2×320×545mm A000-2S ※購入価格は853円でした(送料込み)
注文時納品日を確認してから購入した方が良いです。前回は早く到着したのに今回は届くのが遅めで製作スケジュールに支障が発生しました
厚さ厚さは2ミリぐらいが丁度良いです

設計図を元にアクリル板をカット

設計図を元に、アクリル板に鉛筆で線を引いていきました。

おおよその切断イメージが出来ましたので、いよいよアクリル板をカットしていきます。カットと言っても溝をアクリルカッターで掘ります。アクリルカッターでアクリル板の切断は出来ません。(やってやれないことはないでしょうが使い方間違っています)

アクリルカッターで、線に沿って溝を掘ります。写真には写ってないですが、定規を使って真っ直ぐ掘りましょう。
注意点としてはアクリル板の縁の下に段ボールか何かキズが入っても大丈夫なものを敷いておきましょう。

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話
下敷きに段ボールです

 今回の棚は4段になりますので中断にセットされる棚板は「2枚必要だ」と思っていて切り出しました。

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話
部材の切り出し完了!

既にこの時点でやらかしています。製作時の時刻ですが23時を過ぎていました。睡魔との戦いに敗北です。

アクリル板切断時のポイント

製作時刻深夜に作業するとアクリル板を折り割る際、結構大き目の音が鳴るのでご近所に配慮が必要です
カット時アクリルカッターでアクリル板に溝を掘る際は下に段ボール等を敷きましょう。端まで溝を引いた際にアクリル板の外の台にかなりのキズが入るので要注意です。私は段ボールを敷きました。

 アクリル板の接着開始

 アクリル板はカットできたので次の工程です。アクリル用の接着剤での接着作業になります。

今回も接着に使用したのは、アクリサンデー株式会社の「アクリル樹脂用接着剤」です。
前回購入して使った分がほとんど減らずに残っていたのでそのまま使います。

接着も前回経験しているので作業は問題ないと思われましたが、不安だったのは前回と違う点として「サイズが大きい」ということです。

アクリルを固定するテープもたくさん使うし、アクリル接着剤も多く使うのでその分接着剤がはみ出る可能性が高いというのが主な不安材料でした。

前回と同じく直角を維持できるよう、別の四角い箱を密着させ「直角の壁」を作ります。その状態をマスキングテープで固定します。

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話
垂直を維持するために箱を使いました

その密着した板と板の隙間にアクリル用の接着剤を流し込んでいきます。

下の写真は四隅をマスキングテープのような粘着力の弱いテープで固定しているところです。

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話
接着中

今回は大き目でしたので、アクリル接着剤が結構な頻度ではみ出したり、こぼれたりとトラブルが続出しました。

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話

 失敗例をネットで見てみたところ、アクリル接着剤が横にはみ出たり、別のところに付着してしまったりした場合は拭き取るのはNGとのことです。
なので今回はそのまま放置しました。

 なぜ拭き取りがNGかというと、拭き取ると逆にそこがシミのようになってしまいアクリルが曇ってしまうからだそうです。それを聞いていたので今回はみ出した部分は乾くのに任せました。幸いにもはみ出たのが横側だったのでこのまま放置です。

結果的にはこれは 功を奏したみたいで出来栄え的にはひどいことにならなかったです(正面から見えない部分は妥協です)

 アクリル接着剤も無事に乾いたので、いよいよ中断の板を接着していきます。

 まさかのトラブル発覚

接着していて問題が判明しました。中段の棚が一枚不足しているのに今気付きました・・・

段数は4段なのに真ん中の棚の部材が2枚しかなかったのです。設計図はちゃんと書いたのに「どこでこうなったのか原因は全く不明」でした。なんで足りてると思ったんだろう?

慌ててもう1枚の部材を切り出したのでした。

そして失敗!

 その他にもいくつか失敗しました。完成品の見栄えにストレートに影響するものとしては中段の棚の水平さが重要になってきます。

 これを間違えると、棚の中段がねじれているような歪んでいるような出来栄えになってしまいます。遠目から見てもちょっと失敗しているように見えます。

 一言で言うと 作成に失敗したと言えるほどの違和感につながるのです。

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話

ていうか今回失敗したのです。それが上記です!

じっくり観察しているとねじれているのに気付きます。

反省も込めて次回の為に、どうすれば良かったのか何がまずかったのかを考察してみました。

捻れているのはそもそもの中段の棚が水平で無いことが原因で、そもそも棚の水平を把握しなければいけなかったことです。水平か把握するには水平器が必要不可欠だったのです。

水平器は100均で売っています。私はダイソーで買ってきた以下の製品を使っています。長さは16センチぐらいあります。ちょっと今回の製作用としては大き目でした。もっと小さくても良かったです。小さめな製品もありましたので購入したら改めて紹介したいと思います。

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話,水平儀はあった方が良きです
100均で買える水平

アクリル板接着時のポイント

棚を作成する場合中段の水平が最も重要なので水平器を使用して水平位置を確認しましょう。出来映えに大きく影響します。
接着材がはみ出た場合ふき取りはNGです。別の手で綺麗にする方法を考えてください。とにかくふき取りは良くないです。状態を悪化させます。

設計図どおりに配置

 接着もできたので最後にブキコレクションを飾っていきます。棚の裏側から搭載していきます。アクリルケースと言いながら後ろは空いているのでケースと言って良いのか微妙です。

最初から大きさも隙間も計算して棚を製作しているので、設計図通りのバランスに配置できています。

設置完了したのがこちらの写真になります。

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話
デコレーション完了

なかなか良い感じでは無いでしょうか。よーく見るとあちこち失敗しているのがわかるんですよね。

アクリルのすごいところは 失敗していてもなんとなくいい感じに見えてしまうところだと思いました。

 最後にまとめ

 ちょっと大きめの棚をアクリルで自作してみましたが、大きめですと失敗する確率が上がりますね。慣れてないのもあるんでしょうが部材が大きいので失敗した時の影響も大きいです。

製造原価を算出してみました。

使用したアクリル板の面積は約1,629平方センチでした。接着剤は1/10ぐらい減りましたので約60円とします。

アクリル板は購入価格が853円で1744平方センチでしたので、1平方センチあたり約0.48円です。なのでアクリル板の材料費は、約800円でした。

素材調達価格

アクリル板800円
接着剤60円

過去最大ということが原因で接着剤の流し込みに結構失敗しました。ハミ出たり足りなかったりで苦労しました。

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話
原価860円です

今回 注文したのはアクリル 1枚だけになります。前回の残りも使用しています。接着剤も前回購入したものが全然余裕で残っていたので、今回必要だったのは 追加のアクリル板1枚だけでした。この一枚もまあまあ残ったので残りの端材で何かを作成したいと思っております。

最終的な材料費ですが、今回発注したアクリル板と使用したアクリル接着剤を含めた材料費は約860円となりました。

 製造時間ですが「設計+カット+接着」までを含めると、約4時間でした

スプラトゥーンブキコレクションのディスプレイ用の棚をアクリル板で自作してみた話
正面から(水平が取れてませんね)

前回より大き目の棚の割には作業時間は少なくなりました。

 次はいよいよブキコレクションの第2弾を開封する時が来たようですので、それ専用の棚を作ろうと思っています。これまで培ってきたノウハウを活かしてもっといいものを作ってみたいと今は計画しています。

 最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

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