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【DIY】アクリル製の表札を予算400円で自作してみた!制作工程、設計図、加工時の注意点、必要な道具、材料費など

アクリル製の表札を予算200円で自作。制作工程、設計図、加工時の注意点、必要な道具、材料費など

意外となんとかなる

アクリル製表札の自作に挑戦です、設計図、加工方法、素材の話や原価など、結局予算400円でなんとかなりました

 実家にある表札がとても古くてボロボロで何とかしたいな。と常日頃思っていたのです。最初オーダーしようと思ってたんですがその中でもアクリル製のおしゃれな表札が目を引きました。でもアクリル製表札って高いんですよ。

だいたいネットの注文サイトで見積もりすると5000円〜9000円ぐらいします。で、それを見ているといつもの悪い癖が出てしまいまして。

はい。

「これ自分でも作れちゃうんじゃないの?」です。

前回使ったアクリル板が残ってたのでせっかくなのでアクリル製表札」の自作にチャレンジしてみました。

この記事に書いてあること

・アクリル板の表札を作るのに必要な素材と工具の全て
・表札の設計図
・アクリル表札の加工手順
・完成した表札のレビューとか製造原価とか

表札を自分で作る人なんてそうそう居ないと思いますが、せっかくなのでまとめてみました。

表札製作に使用した素材と工具

今回の作業で必要な物をまとめてみました。材料と工具になります。

必要な材料

  • アクリル板 
  • ステンレススチールウォールマウント
  • 印刷紙
  • カッティングシート

この中で、注目なのは「ステンレススチールウォールマウント」です。簡単に入手可能なものでは無かったです。仕方ないのでネットで購入しました。高くはないですが安くも無いです。一個70円前後ですね。

メインの素材となるアクリル板は、アクリル製の別の棚を作った時に残っていたのでなんとか追加購入しなくて済みました。板の厚さは2ミリにしましたが、表札に使うのであれば1ミリでも大丈夫な気がします。

製作に必要な工具類をまとめてみました。PCとプリンターですが手書きでいいんだったら必要ありません。

必要な工具

  • アクリルカッター
  • 定規 ※アクリル板カット用
  • 段ボール ※アクリル板をカットする際の下敷き
  • PCとプリンター
  • スティックのり
  • 穴を開ける電動ドリルと径9ミリ用ドリルビット

設計図作成

いつものようにエクセルで図形を設定して文字を貼り付けました。表札のサイズは人それぞれだと思います。なので好きなサイズで設計してみてください。

アクリル製の表札を自作してみた!設計図と加工方法と原価など。予算400円でなんとかなりました。
(例 です)

このあと、設計図を紙に印刷します。※カッティングシートに直接印刷できるならそのまま印刷でもOK

名前部分のステッカー作成

プリンターで先程の設計図を印刷しました。

アクリル製の表札を自作してみた!設計図と加工方法と原価など。予算400円でなんとかなりました。
実寸で印刷しています

右側の二文字、「山」「田」をハサミでざっくり切り抜きます。

切り抜いたら、その文字をスティックのりでカッティングシートの方眼紙の方に糊付けします。カッティングシートと言ってもダイソーで売ってた以下の代用品になります。カッティングシートお持ちの方はそちらを使ってください。

「書いて消せる/ホワイトボードシート 裏面粘着タイプ」

です。本当はダイソーでカッティングシートを探したんですけど売ってませんでした。これはホワイトボードを好きな場所に設置する用途の製品だったのですが、カッティングシートとして転用しました。お値段はダイソーですので110円です。

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次にスティックのりを用意します。

スティックのりじゃなくて普通のノリでも構いません。液体のりだと乾くのに時間がかかりそうなのでスティックのりにしています。粘着力が弱いもので大丈夫です。

先ほど 切り出した「山」と「田」の文字の裏に糊を塗布してカッティングシートの方眼紙側に貼り付けます。

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上のように配置して糊付けしました。糊が完全に固まるまで20分ぐらい放置します。

次の工程は、名前の切り出しです。先ずは、ざっくりと周辺をハサミで切り抜きます。

アクリル製の表札を自作してみた!設計図と加工方法と原価など。予算400円でなんとかなりました。
黒い所を残して周辺をカット

ハサミで切れない部分は、デザインナイフを使用します。「田」の白い所はハサミでは切り抜くことは不可能ですのでデザインナイフで切り抜きます。

出来たのがこちらになります。裏返したところです。

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写真は裏返していますので反転しています。問題ありません。※まだ粘着面は使用しません

名前のステッカーをアクリル板に貼り付け

上の工程で作成した文字ステッカーをアクリル板の裏側から貼り付けます。裏側から貼り付ける理由としては
雨風から文字ステッカーを守るためです。表札ですからできるだけ雨風には耐えて欲しいのです。

先ほど設計図を印刷した紙を裏返し、その上にアクリル板を設置します。アクリル板の上下と設計図をセロハンテープで固定します。

この作業の目的ですが、表札を貼り付ける場所や文字のバランスを設計図通りに配置するためです。

貼り付けができたらシールの粘着部分(前工程でいうと黒い文字を剥いで粘着部分を使用可能にします)を露出させてピンセットで摘んで設計図の位置通りに文字を貼り付けます。

貼り直しはかなり厳しいので慎重に作業してください。

アクリル製の表札を自作してみた!設計図と加工方法と原価など。予算400円でなんとかなりました。
手で貼るよりはピンセットを推奨します

貼り付けた後は、全体重を掛けたり、あて布して踏んだりしてシールをアクリル板に密着させてください。強ければ強いほど良いです。

これでアクリル製表札のメインとなる部分の完成となります。

次の工程は壁に貼り付けるためのウォールマウントのセットです。

アクリル板の隅に穴を開ける

本当は四隅に穴を開けるべきなんでしょうが、今回の表札は小さいので左上と右下の2箇所に穴を開けることにしました。もっと大きめの表札を作りたい場合や、四隅に穴を開けたい方はご自由にされたらいいと思います。ここは完全に好みの問題です。

おしゃれな表札って四隅に丸い銀色の画鋲みたいな金属がついてますよね。あれこそがお洒落表札の生命線だと思っていますので今回ちゃんと呼称を調べてみました。呼び方は、

「ステンレススチールウォールマウント」

と呼称されているようです。この部品、上下に分離します。上側と下側の間にアクリル板を挟み込むのです。なるほどそういうことかと感動しました。初めて構造を調べてその仕組を理解できたので嬉しかったです。

当然アクリル板には穴を開ける必要があります。下の写真のネジ部分を貫通させる為です。

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一個73円ぐらいでした

 このネジ部分ですがこの直径が9ミリです。というかこの直径も購入する際に選んでください。私は9ミリのモノを注文しています。

次の工程は穴開け作業です。直径9ミリの穴はウチにある電動ドリルで穴を開けることが出来ました。

アクリル製の表札を自作してみた!設計図と加工方法と原価など。予算400円でなんとかなりました。
いつものブラックアンドデッカーです

当たり前ですが、ドリルでアクリル板に穴を開ける際は、下に木の板を引いておいた方が良いです。

開けた穴にスチールマウントを取り付けます。

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同じように右下にもネジを通します。

アクリル板にネジを貫通させたら、反対側からスチールマウントの下側部品を組付けます。

アクリル製の表札を自作してみた!設計図と加工方法と原価など。予算400円でなんとかなりました。
出来ました

表札としては これで完成ですが実際に壁に設置する場合は以下の手順になります。

①スチールマウントの下部分を壁にネジ止めする
②アクリル表札のスチールマウントの上部分を①のスチールマウント下部分にネジ止め

上記①②で設置完了となります。①のネジは設計図通りの場所で壁に設置しないと②のアクリル表札がぴったり設置出来なくなりますので、ここだけは慎重に作業して下さい。

完成

完成したので飾ってみました。(※実家に帰っていないので実際に表札としてデビューするのはもっと先になりそうです)

端材のアクリル板なので細かい傷が入っていてイマイチに見えてしまってます。今回の「山田さん表札」はあくまで手順解説用なのですいません。

アクリル製の表札を自作してみた!設計図と加工方法と原価など。予算400円でなんとかなりました。

実際に使用する傷の無い版の写真を下に貼ります(※名前を伏せているのでアレですが)

原価計算してみました

アクリル板は購入価格が853円で1744平方センチでしたので、1平方センチあたり約0.48円です。なのでアクリル板の材料費は、約69円です。特筆すべきはウォールマウントですね、アクリル板よりコストがかかっています。

素材調達価格

アクリル板 (18x8=144平方センチ) x 0.48 69円
ステンレススチールウォールマウント (880円12個=単価73円x2)146円
名前用シール(カッティングシート)の素材110円
合計 325円となりました

最後にまとめ

 近くで見るとイマイチですが、遠目には粗は目立たないので良い感じに出来ました。実家に戻った際に、実際に設置しようと思っています。原価も400円未満で安くできたと思います。

ちなみに私の名前は山田ではないのですがメジャーな名前でかつ、カッティングが簡単そうな「山田さん」を選択させていただきました。
友人知人に山田さんがいたら記念に差し上げたかったんですが残念ながら居ませんでした。もし今後、山田さんと仲良くなったら貰ってくれないか提案してみようかと密かに企んでいます(⊙ꇴ⊙) (はぁ?って言われるだろうな)

そしてちゃんと実家に使用するバージョンがこちらになります。アクリル板は厚さ2ミリのもので作成しています。

本名を晒すのもあれなんでマスクしていますがじゃあなんでこんな画像貼ったんだってなりますが、新品のアクリル板ではこれぐらいのガラス以上の透明度になりますというのをアピールしています。

アクリル製の表札を自作してみた!設計図と加工方法と原価など。予算400円でなんとかなりました。

文字が浮いてるように見えてお洒落です。(お見せ出来ないのが残念!)

今回は、既に手元にある材料や工具でまあまあイケてる表札が出来たので自分的には満足でした。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!!

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