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【DIY】ホワイトボード90x60cmを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを作ってみた!(予算1200円)

ホワイトボード用キャスター付き木製フレーム製作のお話です。予算、設計図、製作中写真、解説や感想などです。

マイターボックスに感動

 

ホワイトボードが若干目障りなのでした

リビングの壁際にホワイトボードを床置きしているんですが、ボードは壁に立て掛けられている状態で固定もしていなかった為、何かが接触する度に「ガッシャーン」と大きな音とともに転倒し、ストレスがたまることこの上ないシロモノでした。

そして部屋の意匠的にも馴染んでないです。業務用サイズの大きいホワイトボードでしたので目立つのです

今回この問題に終止符を打てたので「家にホワイトボードあるけど壁に貼り付けるの抵抗あるなあ」という方には今回の記事はおすすめかもしれません。

さて。このホワイトボードは子供たちの予定などをびっしり書き込んでいるので結構な大きさです。横90センチの高さ60センチもあります。

なんとかならんか?という家族の要望を聞きつつ検討します。

解決したいポイントを整理してみます。

ポイント

  • ホワイトボードは壁に固定しない
  • 来客者にはあまり個人的な予定を見られたくない
  • ホワイトボードの移動、もしくは目隠しがあること
  • 簡単に転倒しない程度の安定性が必要

で、どうすればいいのか思案した結果、ホワイトボードを囲む木製フレームでホワイトボードを吊り下げ、さらに足部分で安定化を実現した後、キャスターを足につければ移動も出来て来客時はホワイトボードごと移動させるので目隠しの代替となるのでは?と思いつきました。

上記要望を全て解決です。

設計図を書いてみる

早速設計図を書いてみます。Excelで図形の矩形を実寸(1/10)で定義します。

実寸(1/10)とは?

90センチの木材であれば、その部材の1/10のサイズ9センチの図形を設定してシート上に図形を貼り付けていきます。Excelの図形サイズは小数点以下も指定できるのでセンチ単位の設計も可能です。例えば94センチなら9.4cmと指定すれば実寸の1/10となります。

そうすることで完成図が予測できます。木工用CADを使いこなす能力と根性が無い私には丁度良いツールです。紙と鉛筆と定規の代わりにしているだけですね。

以前製作したダイソンのスタンドも同じ方法で設計しています。

設計図ですが、こんな感じになりました。まだ足部分は設計していません。フレームを先に作成してどれくらいのサイズにすればいいか検討するつもりです。

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを作ってみた!設計図
設計図のようなもの

上記設計図を元に94センチの棒2本、70センチの棒2本あればなんとかなりそうです。

これから素材調達です。

素材調達

 必要な材料が決まったので、いつものナフコに行ってきました。

丁度の長さの木材がありましたので、これに決定です。

長さは2メートル、杉材「30 x 45」です。お値段税込み¥368は無難なところです。

2本買いました。

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを作ってみた! 素材買った!

 早速角材に印をつけて素材を切り出します。

今回は新しく買ったノコギリを試そうと思っています。

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを作ってみた!

これは YouTubeで木工のお手本にしている方が使っていたもので、画面を元にメーカーを割り出してヨドバシドットコムで注文しました。

早速のこぎりの封を開けて眺めてみます。『名工』という刻印(印刷?)が良きデス!!

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを作ってみた! ノコギリ買ってきた!

今回はマイターボックスも合わせて買っておきました。価格は2,000円ぐらいでしたが、使うのが初めてなので今からドキドキしています。

少なくともブラックアンドデッカーのジグソーで木材を切断するよりかは、まっすぐ切れると期待しています。

木材を固定しました。マイターボックスの使い方は、これで合っている筈です。

マイターボックス
マイターボックス便利です

早速、初回の木材を切り出してみました。嬉しいことに断面は真っ直ぐ、とても綺麗に切断出来ました!!

調子にのってあっという間に切断作業は完了です。四角形のフレームとなる四辺の木材を切り出したところです。

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを作ってみた!

こんなに真っ直ぐ切れるならプリンターの台を作る時に使えば良かったです。

今更ですが。これからは「マイターボックス」じゃんじゃん使いたいと思います。

このままネジ留めしてもよかったのですが、うまくいく気がしなかったのでまずは木工ボンドで固定します。

角の部分を接着していつものようにクランプで固定しています。

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを製作
木工ボンドとクランプで固定

これを4箇所固定して木工ボンドの乾燥を待ちます。

乾燥完了!ネジ穴を開けます

木材の接着が完了したので今度はネジ留めしていきます。

 ネジを開けるためにまずは大きめの穴を開けておきます。

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを製作
ドリルです

次に木工ネジ用の穴を事前に木工用ドリルで開け、最後に木工ネジを締めます。これで木製フレームの四角部分は完成です。

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを製作

ダボ穴をあけましたが、そこまで綺麗な出来は求められていない事が判明しましたのでダボ埋めはやりませんでした(⊙ꇴ⊙)

しかしまだ終わりではなくて次の工程がありました。

次は足の部分を製作します。今回はローラーキャスターを付けてゴロゴロさせたいと思います。

このキャスターはナフコで買ってきました。合計4個買っています。探すのに苦労しました。ナフコは広すぎる・・・

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを製作

 合計4個ですので、土台となる足場を端材から切り出してそれぞれ2個作成しました。

ポイント

高さ3cm、縦4cm、横幅12cmとしました

各足場にキャスターを2個ずつねじ止めしていきます。10分程で足部分が2個完成しました。

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを製作
キャスターは一個99円(木材より高かった)

次は、この足部分を先ほど作った木製フレームに固定する工程です。先ずは木工ボンドでフレーム部分に接着します。

足部分もネジ締めしようかと計画していたのですが、フレームのネジとネジが干渉しそうなので今回はネジ止めするのを断念しました。

木工ボンドでも結構な強度で接合できていたからです。

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを製作
足をフレームに接着したところ

もし日常使いでこのキャスター付きの足部分が脱落するようであれば、改めてネジ留めすれば良いですね。

仮にこのまま使い続けるのに支障無ければ、それにこしたことも無いですし。

フレームに足が付いたのでちょっと自立させてみて部屋に馴染むか確認してみました。

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを製作
塗装すればもっと床と馴染むところ

 なかなか良い感じでした。今回はニスは塗りません。妻にどうするか相談したところ「そこまではしなくて良いかな~」と言われました。

ホワイトボードと木製フレームを接合

実は、ホワイトボードとフレームの接合はあまり深く考えておりませんでした。

以下の2点で実現可能なのはもう判っていました。

  • S字フックでフレームからホワイトボードを吊り下げる
  • 細めのチェーンでフレームからホワイトボードを吊り下げる

上記2点のどちらかでいけそうなのは判っていましたが、それを実現させるためには素材の買い出しが必要でした。そして今、時刻20時を過ぎていて外に何かを買いに行く気力が湧きません。

仕方無いので家の中で完結することはできないかと思案した結果「紐で吊るす」ことにしました。

で。紐が家に無い訳です。そういえば以前、靴を廃棄する時に靴紐を何かに使えないかなと取っておいた気がするんですが、その紐がどっかに行って結局探せなかったのです。

靴紐がないことが分かったので別の視点で紐を探そうと決意します。最悪、リボンとかでも良いかなと。

 100均などで組紐を買ってきても良かったんですが先ほども言ったようにもう午後8時を回っているのでお店は閉まっております。

そこでひらめきました。

紙袋の取っ手の部分ってほぼほぼ紐でできているのでそれを拝借することにしました。

紙袋置き場を漁っていると、たんまり溜まった紙袋の一つの中にスタバの袋があったのでそちらの紐をブチッと切って拝借しました。

そして紐が紙製なのにむしり取ってから気付きました。

バニーっぽい

スタバの紐を、ホワイトボードの吊り下げ部分のフックの穴に通します。通した紐を木製フレームの上で堅結びしました。

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームを製作
紐が紙製なので強度が怪しい

 ホワイトボードの下部ですが、そのまま木製フレームに固定せずに乗っけた形になります。

ボードの上部分は紐で固定しているので「吊ってはいないけど」固定はされている状態です。

これでひとまずは完成です。

実際に使用する場所に置いてみました。

ホワイトボードを手軽に移動させたくてキャスター付き木製フレームが完成
杉の香が良かったです

まとめです 

久しぶりに木材をDIYでいじってみましたが、まずまずな出来でした。

経費はこのようになりました。製作時間3時間、総額1,200円以内で出来ました。

素材名/単価分量価格
木材 / @368 2本736円
キャスター 420 G-N / @99 4個396円

今回の作業で良かった点を強いて挙げるならば、

ポイント

  • 新調した鋸が切れ味が鋭くて感動した
  • マイターボックスが思いのほか威力発揮してくれて部材がまっすぐ切れた

この2点に尽きます。 次は今まで放置していた木製のフレームラックの製作に臨もうかと思っております。

久しぶりに日曜大工の喜びを感じました。感触も手応えも戻ってきたような気もしますので次は何とかなりそうな予感がしています。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

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