DIY

ケーブルボックスを100均セリアの板材で自作してみた(予算500円)素材集め、製作、設計図、設置状況等ご紹介【DIY】

木製ケーブルボックス(電源ケーブル目隠し)が欲しいけど高いので自作したお話

やっぱりオーダーメイド

ケーブルボックスとは電源ケーブルの目隠しです。電源ボックスとも呼ばれています。
セリアの板材を使って「ケーブルボックス」をDIYで作りました。予算500円以内を目標としています。
今回の記事はノコギリがご自宅にある方で、近所にセリア(Seria)があって、電源ケーブルがごちゃっとしているのが気になっている方の参考になればと思ってまとめてみました。

電源ケーブルとアンテナケーブルのカオス状態に終止符を

ウチではリビングにパソコンを置いているんですがそのPCラックの裏側が電源コードや、USB ケーブルや、アンテナケーブル等で「ぐちゃぐちゃ」の状態です。

前からの見た目が悪く、テレビを見ているときどうしてもそこに目が行ってしまい精神的に「もやっ」とするしで「なんとかしたいな」と常日頃思っていました。

対策前の電源周辺
これはちょっとカオスです

こうなる前はまだましだっだのです

DIYで余った板材を組み合わせて台を製作し、このケーブル類をまとめて底上げすることで見えないようにしていたのです。ですがなんとある日気付くと、その台が「壊れて」いました。
原因としてはありあわせの端材を使って「テキトー」に作ったためです。

そうです。犯人はでした。

強度もある程度考慮して補強していたんですが、長年の使用に耐えられず自然に壊れたようです。前回と同じように端材を使って台を作ろうとも思ったんですがまた壊れることを考えると、

「そろそろちゃんと作っておいて恒久的にこの悩みに終止符を」と考えました。

ということでまずは電源ケーブルをすっきりさせるための「ケーブルボックスから自作したいと思います 。デザインですが「ケーブルボックス」で検索したとき出てくるようなものが欲しかったのです。

ですがデザインも雰囲気も良さそうな木製で塗装済みのものは、どれもお値段が3,000円以上するようです。

自分的にはこの価格はちょっと高いなと感じました。3,000円出すなら家族でくら寿司行きたいです。

で、色々と商品を観察すると以外と構造がシンプルなことに気付きました。

これ「自分で作れるんじゃないの?

と思ったわけです。

ケーブルボックスの設計図を書いてみた

早速寸法を決めて設計図を書いてみました。設計図はいつもエクセルで作成しています。
必要な板材は、以下6点となりました。設計図ですが、板の厚さが7mmの場合です。

当然、それ以外の場合は寸法が変わってきますのでご注意下さい

部材一覧

  • 底面  1枚 (15cm × 36cm)
  • 蓋  1枚 (15cm × 36cm)
  • 側面大A 1枚 (136 × 360) ※ミリ
  • 側面大B 1枚 (136×360) ※ミリ ※ケーブルを通す隙間のある方の側面
  • 側面小A 1枚 (136 × 136) ※ミリ
  • 側面小B 1枚 (136 × 136) ※ミリ ※タップのコードを通す方の側面

側面小Bの穴はボックスに収めるケーブルタップ本体の電源コードを通すために必要なのです。

参考までに設計図をご紹介します。
※それぞれのご家庭の用途に合ったサイズがあると思いますのであくまで参考です

ケーブルボックス設計図1
設計図1
ケーブルボックス設計図2
設計図2

側面小Bの穴を開ける工具が無い場合、もしくはめんどくさい場合は、側面小Bを2枚の板材に分割すれば良いです。
設計図では寸法が136mm×136mmですが、それを136mm×64mmの板2枚にすればOKです。
で組み立てる際に、それぞれを両端にそろえて接着すると中央部分に、8mmの縦の空間が生まれます。
そこにケーブルタップの電源コードを通せば良いわけです。

素材を調達します→近所のセリアで板材を購入

100円均一のお店「セリア」に行っていつものように板材を購入してきます。
すのこ」も売ってたのでこれをうまいこと転用できないかなと思いこちらも買ってみました。

特筆すべき点としては板材の暑さを7mmで揃えていることでしょうか。
これが異なる場合は、設計図の寸法が微妙に変わってきますのでご注意です。

結局、今回の素材となる板材は45×15cmのものを4枚「すのこ」1枚となりました。
※最初板材は3枚だと思っていましたが、既に1枚在庫として保管されていたようです

この時点で税込みだと550円です。予算オーバーでした。orz

45×15cmの板を購入
45×15cmのを4枚(一枚どこ行った?)

電源コードを出す隙間を空ける必要があるので、側面はすのこ部分を代用すればいけるのではと考えたわけです。

すのこも片側側面に使います
すのこはこのあとバラバラ

板材の方は素材は不明でしたが軽かったです。すのこはだったので両方とも加工がとても楽でした。

すのこは結構万能なのでお気に入りです。

安い100均ノコギリとブラックアンドデッカージグソーカットしました。


普通に安いノコギリだけでも問題なくカットできると思います。

切り出した部材を並べてみました。

セリアの板を切り出したところ
底板と蓋、側面(小)2枚

次の工程として、特筆すべきは「側面小B(穴あき)」の製作工程です。面倒な作業はこれぐらいです。
穴開けの道具はブラックアンドデッカードリルドライバーにドリルビットを装着して作業しました。
※因みにドリルビットはダイソーなどでも売ってます。木工用ドリルです

ブラックアンドデッカーマルチエボはこれ1セットあれば大概の作業はできるので重宝しています。【100均DIY】Seriaの板材だけで小さい棚を作ってみたら3年後に悲劇が・・

穴開けるなんて無理そう。そんな工具持って無い。

という方へのアドバイスとしては、先の設計図でも記述していますが側面小Bを最初から2枚に分割して切り出して組み立て時に隙間を作るという方法もあります。
※サイズは136mm×64mmを2枚です
※上記の側面小Bを2セット製作するのもありです。両サイドから電源ケーブルを通せますので裏の隙間からケーブルを通すのが難ありな方はこちらもお奨めです

コンセントの先端が通るぐらいの穴を開けます

ある程度の部品は切り出しが完了したので次の工程です。

ポイント

  • ケーブルボックスは買うと高く3000円ぐらいするので購入断念
  • セリアで購入した部材は板材45×15cm4枚「すのこ」1枚
  • 加工しやすい柔らかい木材がお勧め
  • 参考までに設計図を掲載しています ※寸法はお好みです
  • 側面小Bは無理して穴を開ける構成にする必要はありません

木工ボンドとクランプで組み立て開始

後は木工ボンドで接着していきます。釘は一切使っていません。
ケーブルボックスに対しては強度は特に必要ないと考えています。

クランプで固定中のケーブルボックス
直角になるように固定するのがポイントです

いつものようにクランプで固定していきます。

私がいつも愛用しているのはこのクランプです。長くなるほど値段が高くなるのが難点です。(当たり前か)

写真は電源ケーブルを通す方の側面が上になっています。

木工ボンドで接着してクランプで固定中

蓋もつくります。

蓋は箱の上に乗っけるタイプなので滑りにくいように、内側に「滑り止め」を4か所端材を接着しただけです。

蓋を作る場合の注意点

ポイントとして「滑り止め」は板ギリギリに接着してはいけないのでご注意ください。
それをやってしまうと蓋として機能しません。載せることはできますが隙間ができてしまいます。

要は板の端っこ「ぎりぎり」に接着しないようにしてください。

具体的には板厚7mm以上板の端から下げた位置に貼り付けましょうということです。

蓋の裏側に滑り止めを4か所(隙間が重要です)

塗装するか悩んだんですが、結局目に触れる場所に設置しないのであえて塗装はしませんでした。見えないところに時間とお金をかけるのはコストパフォーマンスが悪いなと感じたのです。

部材が柔らかいせいか切り出しに失敗して端が欠けたりしたのが想定外でしたorz

セリアの板材加工時の注意点

素材が柔らかいので鋸で切断する際に端の部分が欠けやすいです。ゆっくり丁寧に切断した方が良いです。

「どうせ外から見えないから」と言い聞かせて作ったのですがやはり、断面のひどさとか微妙な隙間には納得いってないです。一言でいえば、「諦めと妥協の産物」です。(どこかで聞いたような・・)

完成したので蓋を被せてみたところです。(近撮すると恥ずかしいのでこれが限界です)
写真は裏側になります。中途半端にすのこを転用しています。あの謎の隙間(5mm)埋めとけばよかったなとちょっと後悔しました。

完成した自作ケーブルボックス
裏の隙間から各家電製品の電源コードを通す予定です

ここで先送りしていたもう一つの課題が露呈してきます。

電源ボックスが出来てもそれを搭載する台が無いことに今更気付く!

電源ボックスを作るのは良かったんですが、今回作成するきっかけとなったをちゃんと作るというタスクが残っていました。

とりあえず前回バラバラになった端材を再利用することにします。目に触れない高さにするために寸法を測ってみました。

基本的には前回のものと大きな構造上の変化はないんですが、今回は壊れないようにいくつか補強していきたいと思っています。
端材を切り出して台として再構築します。

下の写真で色付きの部材は再利用した端材です。上3本の色が塗られてない部材は新規で購入してきたものです。これもセリアで110円でした。

組み立て完了した台

木工ボンドが乾いたので前回の端材の再塗装+今回新規の部品を塗装します。
前回端材は塗装していたんですがムラがあったため再塗装です。

ダイソーのニスで塗装します。
ニスはもとから家にあったのが残っていたので使いました。
ダイソーで110円で売っているウォールナットです。

前回崩壊した原因となった個所を金具で補強します。

裏側を金具で補強

塗装して乾燥完了したところです。見えにくいですが下の逆T字の部分も黒色のT字金具で補強しています。

切断面は目に触れないので塗りませんでした

こんな風に補強しています。こういう金具は東急ハンズでも手に入りますね。

金具は地味に高いです

完成した台にケーブルボックスを載せてみました。

完成したケーブルボックス全景
これをPCラックの裏側に設置します
反対側です。電源ケーブルを通す隙間を開けています

早速PC裏側の配線ごちゃごちゃ部分に設置してみます。

中身はこんな感じになっています。

ケーブルボックスの中はこうなってます
大き目に作っているので排熱も大丈夫そう

近くで見ると隙間が残念すぎて凹んできます。まあ見えないから以下省略・・・

壁に寄せる方はこうなってます

そして結局裏側はカオスです。これは許容されるものではありませんが「今よりまし」ですw

PCラックの裏は普段見えないのでこれも良しです

 PC裏側ですのでLANケーブルチューナーアンテナケーブごちゃごちゃしていますが、ケーブルタップとかコンセント周りはケーブルボックスの中にきれいに収まったのですっきりしています。

今見るとアンテナケーブルも中に収められそうです。せっかくなのでケーブルも中に収納してみます。

セリアの板材でケーブルボックス製作。最終的にすっきり
アンテナケーブルも入れたらスッキリしました!

台の上に乗せた状態で前から見てみます。

問題となった前面からのキャビネット下部分を撮影してみました。

ケーブルボックスを設置して全面から見た所です
PCラックの支柱の裏に台がちゃんと隠れています(寸法通り!)

今までごちゃごちゃしていた部分がすっきりしたように見えます。

今回の部品代としては当初の予算範囲の500円を税抜きで達成できたかと思いますが、ケーブルボックスを載せる台の部材補強金具が総額で300円ほどかかっています。
金具はナフコ東急ハンズで購入しました。台の方の補強金具の予算を忘れておりました。

トータルで総額800円ぐらいでした。
まあ見た目はスッキリしたような気がするし、安く上がったので結果的には良かったかなと思っています。

今回初めてだったので「色々と残念」な作りになってしまいました。
もう一個作ればコツもつかめているので、もう少し綺麗に仕上げる事が出来ると思うのです。2個目の製作にチャレンジするかどうか考えているところです。

そもそも我が家に需要があるのかというお話もありますが・・・

そしてPC裏はすっきりしたのにPCに悲劇が発生していたのでした・・

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

もしもお役に立てたならぽちっとお願いいたします!
にほんブログ村 住まいブログ DIYへ
にほんブログ村

おすすめ記事

最新記事

-DIY
-, , , ,